新卒で春から入社される皆さん、おめでとうございます。期待と不安が半々の方や、不安の方が大きいといった方が大半ではないでしょうか?
しかし、安心して下さい。
皆さんが入社される会社にいる人だって、新卒入社あるいは中途入社でこれから皆さんが通る道を通ってきた方々です。誰しもが経験する道で、先人たちも苦労したからこそ皆さんをしっかり導いて下さるでしょう。
僕も新卒入社の時、転職する際は不安がありましたが、周りの方々のお陰で仕事ができるようになりました。
それでは、今回の本題である「新卒入社で同期の新入社員と差をつける方法」をお伝えしたいと思います。
感謝を常に言葉にする
「ありがとうございます」このひと言はとても大事です。日常生活でも大切ですが、仕事においても重要です。仕事を教えて下さる先輩や上司は、自分の仕事を差し置いて皆さんの教育をされるでしょう。早く仕事を覚えることはもちろんですが、「ありがとうございます」と言葉に出すことで、より一層懇意に仕事を教えて下さるでしょう。
マザー・テレサは「ありがとう」の反対の言葉は「あたりまえ」と言ったそうです。「ありがとう」は漢字で「有難う」と書きます。
「有ることが難しい」つまり、貴重で大切ということです。仕事を教えて頂くことは、貴重な時間・機会であり大切です。「あたりまえ」と思わず「ありがたい」と思い仕事を教わりましょう。
素直さ・謙虚さを忘れない
「素直さ・謙虚さ」は仕事をこなしていく上で最もと言っていいほど重要です。
間違えたりミスをした場合は、隠したり言い訳したりせず、素直に報告して「すみません」と謝りましょう。ミスを隠したままにすると大問題に発展する場合があります。
また、「でも・だって・どうせ」というような3Dと言われるワードはNGです。このような発言をする人に、仕事を教えたいという人はまずいないでしょう。
先輩・上司から仕事を教わる際は、例えあなたが既に知っていたことでも「謙虚な気持ち」を持って教わりましょう。既に知っていることでも、改めて教えて頂くことで、新たな発見があるかもしれません。その機会を逃すということは、一歩先に行くのが遅れることになります。
原理・原則を理解する
物事には必ず「原理・原則」があります。例えば、車が走る原理・原則は、エンジンの回転をタイヤに伝えるからです。このことを知らなければ、車がどのようにして走るのか分からないですよね。
ただ「車は走るものだ」という覚え方だと、車の走行効率を改善するとなった場合、何をどうすれば良いか想像もつきません。しかし、原理・原則を理解していると、「エンジンの回転をタイヤに伝える際に、エネルギーのロスが発生しているからここを見直そう」と考えることができるのです。
このように仕事の原理・原則を理解していないと応用が効かなくなります。
How to(手順を覚える)だけで仕事をしてしまうと、「その仕事しかできない」となりかねないので、常に原理・原則を理解することを意識して仕事に取り組むようにしましょう。
ワンランク上のアドバイスをもらう
仕事をしていると、分からないこと質問することがあると思います。質問の仕方によって、アドバイスの質が変化してきます。単に「分からないので教えて下さい」と質問すると、教えて下さる先輩・上司は「何が分からないか分からない」という状況になってしまい、全体的なアドバイスになってしまいます。
しかし、「○○はわかりますが、××が分かりません」と質問すると、「××」の部分だけ教えて頂ける為、より中身の濃い内容を教えて頂ける可能性が高いです。
また、分からないことに対して、自分の考えを一緒に話すとより良いでしょう。例えば、「××について僕は□□のように考えているのですが、何が間違っているでしょうか?」というように質問すると、自分の間違っていることや勘違いしていることも明確になります。
何事にも興味をもつ
何事にも興味を持たなければ、自分の知識・見聞は広がりません。常にアンテナを張って貪欲になりましょう。興味を持って原理・原則を理解する。これを続けていると、いずれ「やっていて良かった」という日がきます。
ちなみに僕が「やっていて良かった」と思えた日は、転職を決意した日でした。
いつ何時自分の人生に岐路が訪れるか分かりません。その時のために、自分のできることをしっかり確実に増やしていきましょう。
雑談力をつける
会社は色々な人が集まっています。できる限り多くの人と雑談しましょう。そうすることで自分を認知してもらえると同時に、会社の人の名前と顔を覚えることができます。顔と名前が分からなければ、仕事を円滑に進める上で大きく支障をきたします。できるだけ早く自分が関わる人の名前と顔を覚えましょう。そのためには雑談が一番近道なのです。
最後に
今回は、「新卒入社で同期の新入社員と差をつける方法」をお伝えしました。今回お伝えした情報は、「入社前に勉強しなければならない」というものでは全くありません。むしろ「入社してから」が重要です。
入社してから、今回お伝えしたことを実践して頂くことで、「他の新入社員と差をつけることができる」といえます。
最後になりましたが、皆さんがこれから仕事を通してご活躍されることを祈念いたします。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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